アジア子ども基金

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児童養護施設の子どもたちを中心にしたマジック甲子園

活動報告

神戸市内の児童養護施設7か所で、プロマジシャンの福岡康年さんにマジックショーをしていただきました。
子どもたちの年齢層によって、マジックの内容が変わるため、事前の打ち合わせを重ね、どの年齢層が多いのか、
あるいは、子どもたちの性格や様子はどうなのか、といったきめ細やかな対応をいたしました。

また、子どもたちに簡単なマジックを教えていただきました。
自分たちでもマジックをやってみたかったようで、とても嬉しそうに練習していました。
わからなかった小さい子に、少し大きな子が教えてあげたり、お互いに見せ合ったりしました。
お互いに、「もっとこうした方がいい」「今のわからなかった!」といった声が上がり、
「もっとできるようになりたい」と、キラキラと目を輝かせていました。

実施回数 7回
参加人数 320人(各回40〜50人前後の子どもたち)

開催日に向けて、施設内にポスター掲示などもしたところ、
多くの子どもたちが興味を示し、「いつ来るの?」「早く見たい!」と大騒ぎだったと、施設の方がお話しされていました。

当日、行くと大きな拍手でマジシャンの福岡さんをお出迎え。
子どもたちの期待の大きさを物語っていました。まずは、福岡さんのマジックショー。
福岡さんのマジックは、仕掛けにタネがあるものは少なく、
多くが長年培ってきた華麗なる手さばき・技によるものなので、まったく仕組みがわかりません。

子どもたちは「あ、わかった!」「透明の穴がある!」と声を上げるのですが
「いやいや、違うよ」「よーく見ていてね」と、福岡さんは言葉も巧みに子どもたちをかわしていきます。
それもそのはず、大人が見ていても全くわからないどころか、感動する素晴らしいマジックショーなのです。

ショーの終了後に、福岡さんにお聞きすると「子どもは、大概マジックを見るとき、一生懸命タネを見破ろうとします。
それを大人は静かに見ていなさい!とたしなめますが、子どもはそれでいいのです。
好奇心がある、ということが子供の成長にとって必要不可欠なのです。自分の頭で考えて、こうしたらいいかな、
ああしたらどうだろう、と工夫がいっぱい生まれるのです。でも、僕のマジックは、そもそもタネがないので、
見破れませんけどね」とお話しされていました。

何よりも、子どもたちの笑顔が活動の一番の成果と言えます。

また、簡単なマジックを子どもたちに教えると、「あっつ、わかった!」と大感激で、
練習してできるようになると、「自分にもできた!」ととても嬉しそうに見せあいっこしていました。
子どもが本来持っている好奇心や達成感を刺激することができました。

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この事業は、神戸市の「パートナーシップ活動助成」の助成を受けて実施しました。

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